コラム2015年4月17日

☆風林火山

親子の対立、相克は永遠のテーマ、といったところだろうか――。

世間の関心を集めた、大塚家具「父親(会長)・長女(社長)対決」は、先の株主総会で一応の決着(長女勝利)を見たが、お隣の韓国においても似たような例が生じていたとか。ロッテHDは1月の臨時株主総会で創業者の長男、重光宏之副会長が解任されたが、最近、その背景として、父・武雄会長の強い意向が働いていたとの内幕が報じられている。もちろん、同社の内部事情など知るよしもないが、「依然、残る火種は宏之氏がロッテHD株式を10%以上保有していること」との構図。先の大塚家具とそっくりではないか。

文学の世界では、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」。スポ根アニメなら「巨人の星」。連綿と受け継がれる親子対立の物語。経済界においても、パナソニック創業者、かの松下幸之助氏と、娘婿の松下正治2代目社長との確執が最近発刊の書籍で伝えられた。話を「親会社と子会社の対立」に広げれば、7年前には、イオン傘下に入ったCFSが独自の経営統合を指向し、筆頭株主と委任状争奪戦に発展した経緯もあった。災い転じて福となせ。18日から「大感謝フェア」開催の大塚家具に注目。(A)

[本紙4月20日付1面]

関連記事