一時は1万9,200円まで売られた日経平均が再び2万円に突っかけてきた。どうやら「セル・イン・メイ(5月に売れ)」も今年は杞憂(きゆう)に終わった、と言えそうな展開にある(そう言って油断し始めた時が危ない、との見方もあるが…)。
冒頭の相場格言の“根拠”として、しばしば取りざたされたのが「11月期決算が多いヘッジファンドの中間決算月」だが、2008年のリーマン・ショック後にゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが12月期決算に移行して以降、今やヘッジファンドにも11月期決算はほとんどない、らしい。また、マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストによると、「ヘッジファンドは頻繁に分配金を払う必要もないし、余計な経費を掛けたくないので決算は年1回が普通。5月半ばという時期の手じまい売りには理由がない」のだとか。結局、恐れる心が危機の再生産を繰り返し恒例行事化していった、といったところか。周期的に訪れる急落を憂えるよりも、現在の株価が割安か、割高かを分析した方が、よほど生産的だろう。一時は18倍を超えていた日経平均PERも、決算発表を経て直近18日現在で16.18倍に低下した。割安株で、三井金属。(A)
[本紙5月20日付1面]
冒頭の相場格言の“根拠”として、しばしば取りざたされたのが「11月期決算が多いヘッジファンドの中間決算月」だが、2008年のリーマン・ショック後にゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが12月期決算に移行して以降、今やヘッジファンドにも11月期決算はほとんどない、らしい。また、マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストによると、「ヘッジファンドは頻繁に分配金を払う必要もないし、余計な経費を掛けたくないので決算は年1回が普通。5月半ばという時期の手じまい売りには理由がない」のだとか。結局、恐れる心が危機の再生産を繰り返し恒例行事化していった、といったところか。周期的に訪れる急落を憂えるよりも、現在の株価が割安か、割高かを分析した方が、よほど生産的だろう。一時は18倍を超えていた日経平均PERも、決算発表を経て直近18日現在で16.18倍に低下した。割安株で、三井金属。(A)
[本紙5月20日付1面]
