コラム2015年3月10日

風林火山

以前は週末になると必ずあったテレビでのゴルフ中継だが、最近はその数も明らかに減ったようだ。

ゴルフ人口は20年前のピーク時(1994年)に約1,200万人だったものが840万人程度まで約3割減少しているという。市場規模となると1992年の1兆9,610億円が9,010億円におよそ半減。ゴルフ用品市場についても6,260億円から3,400億円へと46%の大幅減など、この20年でゴルフを取り巻く環境は大きく変化している。

やはり、団塊の世代のリタイアが大きく影響しているようだ。ビジネスツールとしての接待ゴルフなどを取り仕切った世代。景気の低迷もあり、なかなか人気は戻らないようだ。むろん、総人口の減少や保有自動車数の減少なども市場縮小に拍車を掛けている。

かつては週末でなくても、人気のゴルフコースは予約を取るのも至難の業。どの会社の担当者も受付開始を秒単位で計り電話の前で四苦八苦していた。それは今日で言えば、あの人気の北陸新幹線の開業初日分のチケット購入風景と酷似している。ただ、人気コースの場合はいつも“瞬間蒸発”。あの爆発的なゴルフ人気は二度と戻らないのだろうか。(S)

[本紙3月11日付1面]

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