TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日銀が長期金利の上限を引き上げ、急落。日銀への信認低下で更なる金融引き締めを織り込みに行くリスクを警戒
速報・市況2022年12月20日

☆[概況/大引け] 日銀が長期金利の上限を引き上げ、急落。日銀への信認低下で更なる金融引き締めを織り込みに行くリスクを警戒

大引けの日経平均は669円安の2万6,568円、TOPIXは29ポイント安の1,905ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は206、下落銘柄数は1,612。出来高は16億2,729万株、売買代金は3兆5,739億円。
日銀が金融緩和を修正し、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)で長期金利の上限を0.5%に引き上げたため、円相場は1ドル=137円台から133円台に円高が加速し、日経平均は一時820円安の2万6,416円と急落した。

モルガン・スタンレーMUFG証券では、黒田総裁は賃金上昇を重視し、長期金利のレンジ拡大は引き締めにあたると繰り返し説明してきたが、突然のレンジ拡大はこれまでの日銀の説明とは整合性がとれないと述べ、黒田総裁や日銀の説明に対して市場の信認が一層低下し、市場は更なる金融引き締めを織り込みに行くリスクがあると指摘した。

レーザーテックやトヨタ、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンが売られ、住宅ローン金利の上昇が警戒され、不動産株の下げが目立った。
一方、長期金利が上昇し、長短利ザヤ拡大による収益改善期待で富山第一銀行や筑波銀行、コンコルディアなど地銀株の上げが目立ち、メガバンクと第一生命(8750)やT&Dなどの生保も高い。
川崎汽船は株主還元拡大意向で買われ、ジェイテックコーポは次世代半導体用研磨装置の受注を発表し急騰した。
防衛省が来年度予算案の防衛費について、今年度より1兆4千億円程度上積みし、過去最大の6兆8千億円程度とする方向で調整を進めている。これを受けて、ミサイルの固体推進薬原料となる過塩素酸アンモニウムを国内で唯一が製造しているカーリットは大幅高となった。

業種別下落率上位は不動産、精密、輸送用機器、電機、サービスで、上昇は銀行、保険、電力ガス、証券。(W)

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