前引けの日経平均は29円高の2万9,536円、TOPIXは1ポイント安の2,033ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は671、値下がり銘柄数は1,367。出来高は5億7,732万株、売買代金は1兆3,578億円。
米国株は強い地合いが続いているが、日経平均は4日連続で朝方を高値に伸び悩んだ。
日本株の上値が重いのは、日米IT企業の稼ぐ力の較差や、日本は半導体不足の影響を受けやすいハードウェア系企業が多いことが要因とみずほ証券では指摘している。
その他、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが、7~9月期に4四半期連続で株式を売り越したと報じられため、今晩の米国株反落リスクも警戒されたようだ。
こうした中、ソフトバンクグループは上限1兆円の自社株買いの計画が好感された。
住友鉱山は通期業績予想の上方修正で上昇した。米国のインフラ法案で鉄鋼や金属需要が増えるという見方からJFEや東邦亜鉛も高い。
関西スーパーは、H2Oリテイリングとの株式交換契約について、オーケーが差し止めの仮処分を申請すると報じられたため、急騰した。
一方、東芝(6502)は主要事業ごとに会社を3分割する案を検討していると報じられ、買い先行で始まったが、勢いは続かず3日続落となった。大和証券では今後は、海外企業のバリエーションを付与できるような成長戦略を描けるか(大和では再エネ分野に期待)、キオクシアの時価総額がどれぐらいで決まるかに注目したいと述べている。
海運株と空運株は下落。
飯田グループは上期好決算だったが、通期予想を据え置き、中期経営計画の発表も見送ったため大幅安となった。
業種別上昇率上位は情報通信、鉄鋼、鉱業、ノンバンク、紙パルプで、下落率上位は海運、空運、ゴム、不動産、陸運。(W)
